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ドラえもん同好会討論  題「現代のドラえもんのアニメについて」 (完全版)

〔解説〕この討論は2009年度の部誌に掲載された物だが、「ページ数の都合」という名の激しい検閲と弾圧を受け、掲載されたときには内容が約3分の1になってしまっていた。ああ、世の中は儚きものかな。ここに掲載するのはその検閲を受ける前の内容なので、ドラ同の実にまったりとした雰囲気を味わってもらいたい。

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メンバー
 
 
 
Y:中二。
K:中二。
T:中二。微妙な存在。なぜかこの原稿を打つことになった。ドラ同の部員でないといううわさもある。
M:ドラ同唯一の66回生。
 
 
 
Y:では、これからドラえもん同好会第一回討論会を始めます。
T:何で春休み中なんだ?
Y:文化祭の部誌に載せるための討論だぜ。
T:そうなの?
Y:お前何のために集まったか分かってるのか?.......まあいいや。では、まずはじめに、最近のアニメ、に関して.......なんかこう...........言いたいことがある人は順に言ってきましょう。
K:いや、ちょwまずアニメの歴史について触れておかないと。
Y:アニメの歴史?あぁ。えとね。三十年前にドラえもんは十分アニメとして最初放送されてたのよ。「夢の町ノビターランド」ってのが始まってね。で今は三十分で、十分程度のアニメが日本ありますけど、まぁそれからどんどん広がっていった。枠が。そんで、2006年だっけ?2005年か。
K:5年じゃね?
Y:2005年くらいに声優の一斉入れ替えがあったんですよ。......あの、なんか声優の高齢化みたいなのがあって。
T:その年は確か映画もなかったよね。
K:映画もなかった。
Y:で、「大山のぶ代」から「水田わさび」とかになって、あのジャイアンとかも18歳になっちゃたじゃん。そんで、現在にいたっているわけです。
K:んで、現在のアニメは、なんかいま一つ、人気がないというか、不評だという話が出ている。
Y:まず第一に考えられるのが、あの、二十何年間「大山のぶ代」の声で親しんでいた人が、急にいきなり声を変えたところで、はたしてそれに慣れるかどうか。
T:それは確かにあると思う。
Y:低音ボイスがいきなりあんなハッピーな声になったらどうおもいますか?
皆:www
K:あ、みんな発言してって。どんどん。
Y:どんどん発言して。てかそうしないとこの討論成り立たないから。二人だけの会話じゃ持たないから。
T:ストーリー的にも何かベタなところがあるよね。ほら......テンプレートに乗せてるみたいな感じが。同じことの繰り返しに見える。
Y:僕的に言いますと、まず、声優が変わる前の、三十分アニメになったとき。結構現代よりの方でみると、部屋が変ってるよね。まず部屋の構造が変わっています。あの、当初は知りませんけど、僕は生れてなかったんで。覚えてる範囲で行くと、部屋があって、ここに机があって、ここにふすまがあったわけですよ。そんで、現在のアニメは、階段がこうあって、で廊下がここにあって、ドアがあって真ん中に机があって、本棚あるじゃんか、そんでここにふすまがある。って感じなんですよ。関係ないっちゃぁ関係ないけど、でもね、部屋の構造が変わればねぇ、やっぱ印象違うよ。例えば、アニメでさ、のび太がさ、困ってる時にさ、ふすま開けて横から入ってくるじゃん。今は違うけど。昔はふすま開けて横から入ってきてたわけよ。そんなんだと、なんかこう、相対的にドラえもんとのび太のやり取りっていうか、そういうのが見えてくるわけね。で、ドアにすると、ドラえもんが正面にいるわけじゃんか。てことはね、どうしてもね、今度は主観的になりがちなんだよ。分かる? 言ってること分かる?
K:分かりませんね。
Y:分らない? もっと簡単に言おうか。
K:もっと簡単にして。
Y:いや、この話カットしようか。
T:いや、日本語おかしいぞ。相対的の反対は絶対的で、主観的の反対は客観的だろ。
Y:俺は別に対義語の授業をしてねぇんだよ!
T:まあ別にそんな細かいことどうでもいいんだが。
Y:まぁ細かいことは言いません。あと問題なのはアニメの内容です。昔は、まぁ藤子先生はもう死んでるけど、昔の(藤子)プロの方は、かなり、オリジナリティあふれる作品を作ってましたよね。原作から少しかけ離れた。で映画もどんどん作っていた。けど、最近のアニメは、もう要は昔の焼き直しやろ。漫画の焼き直し。マンガと、オチは変えてるけど。結構。さすがに変えてんのもあるけど、まぁかなり変えて、ちょっと感動的な話は一時間ぐらいにのばして、長くしている。この間「天の川鉄道の夜」をたまたま見たんだけど、よく一時間作ったなと思った。
T:あれはずいぶん尺を伸ばしていたよね。
Y:あの車掌な、漫画ではイモ掘りロボットだよ。まぁその時は結構感動的にストーリーを作りなおしてたけど、あれは結構感心しました。あの技量には。
T:後この前の「さようならドラえもん」だって、えーと、一時間あったかな。四十五分だったかなあれは。
K:あれ季節を変えているよね。雪が降っている冬と、桜が咲いている春と。
T:あれなんかもすごい変わっているよね。あれは、えーと、以前にも一回アニメ化されたよね。確か。それともまただいぶ違ったストーリーにしてたよね。
K:いや、「さようならドラえもん」、「帰ってきたドラえもん」の連作は、アニメ化された後、映画化されて、そのあとに今回アニメ化されたんだよ。
T:あ、映画化もされたか。
Y:漫画でも、六巻の「さようならドラえもん」が終わってしまうと思われていて、実際六巻と七巻では結構(発売するのに)間があいたらしい。漫画の時期的な感じをかもし出すためにあえて開けたらしい。
K:なるほど。
Y:いや、(間を開けた意図は)知らないよ。たぶん(そういう理由で)敢えて空けたんでしょう。そんで、七巻で、帰ってきて、復活するっていう感じでしたんだろうけど、あれは名作だわな。
M:僕が聞いた話では、これは聞いた話だから本当かどうかわからないけど、コロコロコミックでは、「さようならドラえもん」が載せられた時には、のび太が体育座りして、ドラえもんに呼び掛けているみたいなシーンがあって、そのコマに写っている、机の横のゴミ箱の中には、ローマ字で「OWARI」っていう字が詰め込められていたらしいけど、今のてんコミでは、そこが「LOVELOVELOVE」に変わっているって。
K:へぇー。
T:初耳だな。
Y:それは都市伝説的なものだな。
K:そんな違いがあったとはな。
Y:俺別にてんコミ読むときゴミ箱の中まで捜索しないもんな。まぁそれは真偽は分からない。当時のコロコロ知らんからね。真偽はわからない。簡単には信じちゃいけないけど.....
T:ってか、実際にコロコロに連載されたときと、てんコミに収録された時ではだいぶ藤子先生も手直ししているし......
Y:もともとてんコミって六巻で終わる気だったんだと思うよ。俺。...........ってかそろそろ話をアニメの話に戻そうぜ。
K:そうだな。
K:というかこんな討論を部誌に載せたらかなりグダグダになるんじゃねぇの?
Y:そこは現代の技術を使ってあとから繋げよう。
T:ってか誰が後でこれを編集するんだよ。
Y:んで、とにかく、現代のアニメは気持ち悪いでしょ(一方的な主張)。気持ち悪さを感じている。(この部誌の)前書きにも書いたけど。
K:慣れていたのと変わったから。それが一番大きいと思う。
T:ってか、ドラえもんに限らず、アニメは一般に声優が変わると人気がなくなることが多いよね。
K:今回は総入れ替えをしたし。
T:うん。総入れ替えをしたっていうのもあまりよくない。
K:まあ、イメージを一新するつもりでやったんだろうけど。
T:うん。.....ってか大山のぶ代をはじめとする五人のメンバー(ドラ、のび、しず、ジャイ、スネの五人のこと。一般にDNSSGと呼ばれる。)は、個人的にもかなり仲が良くて.........
Y:だから、グループの中に一人だけ若いのを入れても、溶け込めるか同課が不安だったっていうことだろ。帰るんだったら全部まとめて変えようよってことで。結構高齢化進んでたしね。そんで、(アニメの)作品も、オリジナリティはあふれているけど、要は型があるよな。漫画の。(型の数は)有限だよね。一応。漫画は有限だからね。あと、映画も全部漫画のすりなおしでしょ。オリジナルは一個だけ(緑の巨人伝)でしょ。んであれも漫画からアイディアを得たもので、完全なオリジナルではないでしょ。
T:まあ、あれも漫画をもとにして、半分ぐらい尺を伸ばして新しく作り直した感じだし。
Y:だから最近のドラえもんは型がないと何にも出来ないんだよ。
T:というか、型があるっていうのは、その、アニメの「ドラえもん」が、もともとあった原作の「ドラえもん」を、アニメ化したっていう形になっているんだからそれは仕方がないことじゃないかと.....
Y:確かに、プロに入って何年かしかたたない人たちに完全なオリジナル作品を作れというのは多少無理があるかもしれないけど、それは今の段階では断定できないかもしれないけど、長くもたねぇぞあれは。
K:つまりお前が言いたいのは、今のドラえもんは、完全なオリジナル作品をもっと作るべきだ、と。
Y:そんな原作から完全に逸脱したオリジナルじゃなくて、
K:原作にのっとったような、
Y:だからつまり、設定を変えなければいい。
 
 
 
〜この間に「心に残る話30」に関する討論がありましたが、時間の都合と、紙上では話の流れが説明しにくいという理由と、話している内容が栗まんじゅう問題とか、サザエさんだとかいう取りとめのないものだという理由によりカットしました。なお、この時の資料は部誌に載せてあります。〜
 
 
 
T:で、僕が思うには、「さようならドラえもん」を(新ドラで)アニメ化したのは、ドラえもんとのび太が最後の晩を過ごすところで、散歩に出かけるところで、寝る前にのび太の方からドラえもんに「外に出ようか」と言って誘うという設定になっていたけど、あれだったら、あくまでのび太のイノセンスに触れてドラえもんが泣いた........
Y:ごめん、カットしていい?
T:なんで?
Y:イノセンスの時点でアレだから。
K:イノセンスって何?
Y:何だよイノセンスって。
T:え? 知らない? 「innocence(無邪気さ、純真さ、潔白、純潔)」だよ。
K:はぁ〜? もう、外来語要らん。英語要らん。(極論)
Y:イノセンスっていったらD.Gray-man(ジャンプの漫画らしい。筆者は不詳。)しか思い浮かばないし。純真さとかしらねぇよ。
K:頼むからやめてくれ。
T:お前らそれでも灘校生かよ。
Y:じゃあいったんアニメの話は置いておこう。次。漫画の話をしよう。
K:アニメに関する討論だろ。
Y:違うよ(違いません)。ドラえもん一般に関する........
K:ちょい待て!話が違うぞ君。ちょっと待った。ドラえもんの歴史はYが個人研究で書くんじゃなかったのか?
Y:作ったよ。かなり詳しく作ったよ。
K:それは楽しみだ。期待してるぞ。50ページぐらいはもう行ったんだな。
Y:50ページも行くかよ。
K:まあ行かないほうがいいけど。30ページで申請してるし。いや、50ページだったっけな。あれ?
T:そんな重要なこと忘れるなよ。
Y:35ページだろ。んで、アニメから漫画へ話題を移そうぜ。
K:いや、これからのドラえもんはどうあるべきかについて話そうぜ。
Y:いや、それはもう結論出したし。というか、これからのドラえもんについて考えるんだったら昔の声に戻してほしいと思うんだが。
K:いや、それはちょっと.....
Y:だって今は、音声取り込んでさ、何かパソコンでカタカタ打ったらさ、その通りの声を出せる機械あるだろ。
T:いや、できないことはないけど、
K:いやいや生の声ではないから。
Y:それでもあの水田わさびの甲高い声よりましだろ。
K:でも今の声も今の子供たちが大人になる頃には定着してると思うぞ。
T:いや、音声合成は技術的には一応できないことはないんだけれど、それだと感情表現とかができなくて、棒読みみたいな感じに........
Y:いや、抑揚をつけられるだろ。抑揚。
T:抑揚をつけるということと感情表現とはまた別なんだよ。ほら。最近は歌唱ソフト?みたいなのも流行ってるらしいけど、そういうソフトでも、歌を歌わせるのは得意でも、しゃべるのは苦手みたいなそういうのがあるらしいし、なんか抑揚をつけても不自然な感じになるとか。それにそういう歌唱ソフトとか音声発言ソフトとかいうのは、それ用の、特別な音声の収録方法や、録音をしているわけで、昔放送された声を使ってそこから新しいセリフを作り出すっていうのは今の技術じゃちょっと難しいんじゃないかと思う。それに(以下略)
T:つまり生の声優をコンピューターが越すっていうのは難しいっていうことだよ。
Y:あぁ...たしかにチャットモンチーでも.....
K:つまり昔の声を復刻することは難しいと。お?これは結構流れがいいのでは?
Y:チャットモンチーなんかMステで話向けられた時何にも話さなかったしなぁ。だからそれ以降タモリと全然話をしないんだぜ。
T:.......それってなんか関係あんの?
K:じゃあ今の話はカットすればいいな。じゃあそういうのを踏まえたうえで、これからの水田わさびら新ドラはどういう方針で進んでいけばいいのか。このまま原作重視路線で行くのか、新しいオリジナル作品をもっとたくさん作るのか。
Y:うーん.........時々オリジナルを混ぜるのは全くかまわないけど.....
K:まぁ面白いオリジナルで。
T:原作に、適度に、ってかこれまで以上にオリジナリティーを加えるべき。まぁオリジナリティーを加えるって言ってもダメなオリジナルをそれは勿論駄目だけど。
K:オリジナリティーを加えたっていうのがリメイクっていう奴だ。
Y:あと二週またぎってのもあったよね。アニメを前編と後編に分ける奴。二週またぎってさぁ。待てないよね。もう一日でまとめてほしいな、って思う。ほら。金曜日ってさ。明日から休みだぁ〜!っていう曜日の、「ドラえもん」見てゆっくりしよか。っていう飯どきの時間じゃん。そんな時に「続きは来週」ってさ。え〜!?と思うだろ。続きを見るのに俺はまた一週間を経験しなけりゃいけないのかよ。みたいな。精神的ショックだよ。これは。サザエさんを見て明日から学校だって思うのとおんなじだよこれは(サザエさん症候群)。
K:じゃあつまり二週またぎは極力避けた方がいいということだな。
 
 
 
〜この後、「IQサプリ」、「Wikipediaの信憑性」について話し、「ドラえもん最終回」について10分ほど話をする。もちろん載せない。〜
 
 
 
はい。終わりです。gdgdですね(笑)。まぁ一応結論は出たみたいですけど。というか口癖とかほとんどそのまま移してるのでそれぞれがだれか特定できるかもしれません。一番わかりやすいのは僕かもしれない.......(笑)。では、そろそろこの文章も終わりにします。読んでいただきありがとうございました。
 

  

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